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本庁勤務のときのちょっとした悪夢がフラッシュバックした瞬間~元公務員がこっそり教える公務員のリアルvol.27~

悪夢にうなされるイラスト画像

こんにちは、元公務員ttyです。

栃木県庁で5年、長野県庁で8年、計13年間を県職員(林業の技術職員)として働いていました。

いまは、ほかにやりたいことがあり、民間企業を経て独立起業しております。

(⇒ttyのプロフィールを見る)

 

 今回は、少しネガティブな話ですが、「公務員のリアル」がテーマなので、あえてリアルに書いてみました。

 

そういう側面もあるということだけでもお伝えできればと思います。

 

 

本庁勤務のときのちょっとした悪夢がフラッシュバックした瞬間

突然のフラッシュバック 

公務員をやめてから、1年ほどがたった頃、朝、電車で某市へ移動しているときです。

 

現在自営業であることもあり、公共交通機関で通勤時間帯に移動することが減っていたので、久しぶりの通勤時間帯の移動でした。

 

駅構内は、地方都市なのでさすがに首都圏ほどではありませんが、電車の中サラリーマンや学生で一杯です。

サラリーマンの方々の表情を見て、地方公務員(県職員)をやっていたときのことがフラッシュバックしました。

 

あまり言い方はよくないかもしれませんが、皆、捕まってどこかに収容されにいくような表情、無表情、そんな印象を受けました。

(もちろん皆さんがんばって働いているので、決してそれを批判しているわけではなく、私が受けた印象だけのお話です。)

 

私が地方公務員であり、本庁(会社でいう本社のようなものです)に勤務していた時のことがフラッシュバックしました。

 

私は、当時は主に自転車で通勤していましたが、朝、県庁入り口のロビーに入ると職員が次々となだれ込むように入ってきます。その時の表情と全く同じなのです。きっと私も同じ顔をしていたことでしょう。

 

その時の囚人のような行列・・・・「本当にこれでいいのだろうか。」と考え始めたきっかけのひとつであったかと思います。

 

本庁のしごと

 

少し、内部事情について解説をさせて頂きますと

県の職員の職場は大きくわけて2つあります。

 

・現地機関

会社でいう支社や支店のようなものであり、県下各地に配置され、その地域の具体的な業務を担当します。具体的には地域振興局や建設事務所、保健福祉事務所などが該当します。

 

・本庁

会社でいう本社のようなものであり、中枢機関です。県知事なども基本的にこちらに居ます。現地の業務ではなく、現地機関の指導監督や予算案の作成や県議会対応、制度設計(事業の企画をはじめ要綱や要領とよばれる内部のルールを作るなど)

また、かなりの業務に国からの補助金も関係しているため、国の役人との補助金の折衝や調整なども行います。

 

部署や業種(行政職か技術職か)によっても、また人によっても多分若干異なりますが、

一般的にいって、本庁の業務の方が精神にしんどいことが多いです。

 

その理由は、

様々な人たちの間を調整し、その過程で板挟みになり、すり減っていく。

からではないかと思います。

 

ある一日(例)

私「今日は、あれとあれとあれ・・・を処理しなければ!」

現地機関担当者からの電話「地元住民からこんなクレームがある、法的にはどんな対応が考えられるか、至急まとめて教えてほしい。」

私「わかりました。(ちょっとは自分でも考えろよ・・・丸投げして責任だけこっちかい。」

係長「〇〇議員から、△△地区の許可申請がまだおりないのかという問い合わせがきている。至急、現状を確認し、説明資料を作成し、課長にもレク※1してくれ」

※1 レクチャーのこと。上司や議員の要求に対し資料をもとに説明する。

私「わかりました(どっちが優先だろうか?どっちもか?いや議員からのほうか?いずれにしても至急だ・・)」

他の部局の担当者「今日の新聞で、〇〇新幹線の計画について、事業者が計画を公表し、■新聞に載っている。知事から地元との合意形成はどうなっているのか至急説明するようにいわれている、あなたの課で所管している(担当している)××法の手続きの状況と今後の対応について至急まとめて知事へのレクに同行してほしい。」

私「わかりました(しまったその記事はノーマークだった。いろいろあるけど、いずれにしても至急だ。係長にも相談しよう。だけど何もやってくれないだろうな・・)」

◇◇事業の反対派住民からの電話「◇◇事業については、何度も反対の意向を示しているが、事業者は全く対応しない。おたくで所管している××法の許可で何とか止めるよう指導してほしい。そのための知事あて請願書も作成しており、持参したい。至急対応長いたい。

私「わかりました。状況を確認し、内部でも調整の上、対応させて頂きます。(しっかりと話を聞いて慎重な対応が必要だけど・・・・時間が!時間が!)」

部長付担当者(部長の秘書業務担当)「今日の会議で、副知事から××法について、県独自に制度を見直すことができないか検討するよう指示があった。至急××法について、A4 1枚での概略資料、制度見直しへの対応案、国の法解釈について、まとめ、部長にレクするように。なお、後日、副知事へのレクも行うので同席するように。」

私「わかりました(もう訳がわからん・・・。)」

現地機関の担当者「朝、依頼した件はどうなった?急ぎだから困るんだけど」

私「対応中です(そういえば最初にそんなことがあったような・・・!)」

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「朝やろうとしていた、あれとあれとあれは・・・夕方以降に着手できるだろうか・・・?」

 

という少し極端に書きましたが、様々な相手の間に挟まれ、心がすり減っていくような感覚でした。

 

とくに私が本庁にいた当時、森林にかかわる土地開発の許可にかかわる業務を担当しており、俗に「メガソーラー」と呼ばれる大規模な太陽光発電施設が多く計画されており、毎日のように、内外に対応していました。

 

また、現在も進んでいる某高速鉄道の計画が具体的に進んできた時期であったこともあり、その事業の許認可にも、多くの課題を抱えており不運でもあったとは思います。

 

自分の事務処理の時間は夕方の定時過ぎにならないと確保できなことが普通であり、帰宅も遅い、うちに帰っても翌日の業務のことが頭をよぎりなかなかぐっすりと眠れません。

 

当時は、ほぼ毎日辞めたいと思っていましたし、何をしていても楽しくないような感覚を覚えることもありました。

 

もちろん、本庁勤務の仕事は、より中枢を担う重要な仕事です。

やりがいを感じながら、活き活きと仕事をしている人だっているはずです。

 

ただ、シンプルに私には、絶対に向いていなかったなあ~と思うのみです。

 

異動すれば「コップの中の嵐」だった・・・・

本庁では4年間なんとか仕事に穴をあけず無事に(?)勤め上げ、その後現地機関に異動になりましたが、他にやりたいことがあったので、その現地機関が最後の職場になりました。

 

環境が変われば、まさに「コップの中の嵐」・・・・

仕事量はそこそこありましたが、気持ちの面では、超にラクに仕事をしてました。

 

公務員は、3~4年(管理職では2年程度)で異動(転勤)になるので

毎年、自分または周りの人(上司、同僚など)が異動になり、環境が変動します。

 

ある意味では、自分に合わないなあという環境に遭遇しても、

絶対に環境が変わるというのは、利点なのかもしれませんね。

 

 

 

 私がちょっとした暗黒時代に、にすがるように参考にした本で、「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略(リンダグラットン、アンドリュースコット 東洋経済新報社)という本があります。

最近書店でまんが版を見かけたので、その頃を思い出しました。

 

ざっくりというと、自分のやりがい、人生のステージ、時代の変化など様々な因子を考慮し、複数の職種やスキルを横断的に変化させながらの「自分の人生を生きる」人生設計を例や様々なデータや試算を交えて提案しています。

 

「自分の人生」「やりがい」や「新たなチャレンジ」というと、これまでの価値観であると地に足がついていない夢のようなイメージがあるかと思いますが、感情論ではなく極めてロジカルに説明されています。

 

まんが版もなかなか面白かったです。

 

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

 

  

まんがでわかる LIFE SHIFT

まんがでわかる LIFE SHIFT

 

 

今回も、最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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